Linux Zaurus用シンプルエディタyEdit
Zaurus標準のメモ帳はテキストファイルの編集ができますが、不便なところもあります。
たとえば、ファイル拡張子が設定できませんし、ファイルをロード/セーブする場所もメモリ
カードか本体メモリの下に限定されています。
ZaurusがPDA的に正しいQtopiaのルールを守っているので、これらの制限は仕方ない
のですが、そうはいっても自由にファイルを編集できるエディタくらいは欲しい、ということで
yEditを作ってみました。
SL-C700をターゲットにしていますが、たぶんA300やB500でも動かせると思います。
yEditにバグやご意見、ご要望などありましたら掲示板に書き込んでください。
リリース版
バイナリ(2003年3月8日/v0.1-0版)
ソース
旧v0.0-5aからのおもな変更点
・過去最大50ファイルまでカーソル位置を記憶
・Zaurus上では強力かもしれないキーカスタマイズ機能
・文字/背景色の変更などUIの改善
・他
v0.1-0版の注意点
・高速起動には対応していません。(from 掲示板)
・旧バージョンの設定は引き継がれません。
・旧バージョンをお使いの方はいったんアンインストールしてからv0.1-0をインストールしてください。 (thx. ザウルスポッケ)
使い方のご説明

これがyEditです。なんだシンプルじゃないかと思うかもしれませんが、ただでさえ狭いPDA
の画面なのに、ツールバーやステータスバーでテキストが隠されるのは我慢ならないので
そういうものは要らないというポリシーで作ってます。その代わり、yEditはキーカスタマイズ
ができるという特徴をもっています(というより、キーカスタマイズを除けば単に見た目が
貧弱なエディタでしかなかったりします)。
●設定
Preferences-Setting...でyEditの各種動作の設定ができます。yEditをインストールしたら、
まずお好みの設定に変えることをお勧めします。
・Editorタブ

Find/Replace case sensitive
検索、置換時に大文字小文字を区別するならオンにします。
Use "Menu-key shortcut"
後述するメニューキーを使ったショートカットを使いたいならオンにします。オフにすると
メニューキーはメニューバーの操作への切り替え(Zaurusデフォルト)として機能します。
ショートカットは自由にカスタマイズできます。カスタマイズ法を参照してください。
Auto indent
オートインデントを使用します。ただし、現バージョンのオートインデントは諸般の事情
から実装がいい加減です。具体的には画面上で文字が折り返していると機能しない
ほか、改行を挿入したときもうまく機能しません。ですので、あまり使わないほうがいい
かもしれません。
・Viewタブ

Tab stop
タブストップの文字数を設定します。デフォルトは4です。
Word wrap
折り返しの幅を文字数(半角)で設定します。なお、この幅は半角文字のxのフォント幅
を設定するため、フォントによっては指定した文字数にならないことがあります。ご注意
ください。0を設定すると現在のエディタの幅に合わせて折り返すようになります。
Font Setting
フォント設定ダイアログが表示され、お好みのフォントが選択できます。
画面色設定
TextとBackとなっている3つの数値で文字色と背景色が変えられます。左からRGBで、
それぞれ0〜255を設定します。Text、Back枠がサンプル色になるので、お好みに応じて
変更しましょう。
・Fileタブ

Read Encoding
ファイル読み込み時の文字エンコーダーを指定します。AutoにしておくとShiftJIS、EUC
JISのいずれかを自動で判定して読み込みます(注:判定できない場合があるかもしれません)。
UTF-8、UTF-16は現バージョンではサポートしていません。
Write Encoding
ファイル書き込み時のエンコーダーを指定します。WriteをAutoにしReadをAutoにすると
ファイル読み込み時の文字コードが使用されます。ReadがAutoでないのにWriteをAuto
にした場合や、新規作成の場合はShiftJISコードを優先します。
Auto generate filename
このチェックボックスをオンにすると、新規テキスト編集中に保存(Save)や保存して終了
(Save and Exit)を選んだときに、日付と時間から適当なファイル名を生成して勝手に
保存します。急にテキスト編集を止めなければならないときに便利ですが、一見して
わけのわからないファイル名になるので、後で整理が大変かもしれません。
保存するディレクトリは下のDirというボックスに記されたディレクトリに固定されます。
お好きなディレクトリを入れてください。存在しないディレクトリを入れたときには自動的
にDocumentフォルダ以下に固定されます。
●設定の保存
設定ダイアログでSave Defaultボタンを押すと、その設定がyEditのデフォルトの設定と
して保存されます。
Save extボタンを押すと、その設定は現在の拡張子専用の設定として保存され、同じ
拡張子のファイルを開いたときに適用されます。
ダイアログのOKボタンを押すと、現在の編集中テキストに設定が反映されますが、設定
は保存されないので注意してください。
なお、拡張子ごとに設定できるといっても、際限なく設定を保存しつづけると設定ファイルが
肥大化してyEditの起動が遅くなることが考えられます。設定を保存する拡張子はほどほど
にしておくほうがいいでしょう。
●ファイルを開く/名前を付けて保存
ファイルを開くとき(File-Open)や名前を付けて保存(File-Save as)するときにはファイル
選択ダイアログが表示されます。

リストボックス中で/が末尾についているのがディレクトリで、ディレクトリを選択すると、その
ディレクトリに切り替わります。「../」はひとつ上のディレクトリです。
このダイアログは履歴機能があります。ファイル名入力欄(最下行の入力枠)で上下キー
を押すと過去50件分の履歴を呼び出すことができます。
また、ファイル名入力欄では「*.txt」といったようなDOS/Windows風ワイルドカードが使え
ます。ワイルドカードはセミコロンで区切って複数、指定できます。
なお、標準では誤編集を避けるため、隠しファイル(先頭がピリオドで始まるファイル)を
表示しません。しかし、ファイル名入力欄に「.hoehoerc」という具合に入力すれば開く
ことができます。
●ショートカットのカスタマイズ
設定ダイアログでメニューキーショートカットをオンにすると、メニューキー+キー同時押し
もしくはメニューキーを押した後、以下のキーを押すことでyEditの各機能を直接に呼び
出せます。また、Ctrlキーにも標準的なQtopiaアプリケーションに準じたショートカットが
割り当てられています。
これらのショートカットで満足だ、という人は、そのままで構いませんが、いろいろと不満も
あることでしょう。そんなユーザーのために、yEditには強力な(?)キーボードカスタマイズ
機能が備わっています。ただし、設定は面倒です。
・設定の手順
まず、yEditを新規テキスト状態(File-new file)にします。そしてPreferences-Edit keys
を選択します。すると、現テキストに次のような内容が張り込まれます。
---------------
c0041=0001,
c0042=0002,
.......
m004D=0044,
---------------
これが現在のショートカットキーの設定です。書式は次のとおりです。
Menu+任意キー
mキーコード=機能番号,文字列
Ctrl + 任意キー *
cキーコード=機能番号,文字列
Alt + 任意キー *
aキーコード=機能番号,文字列
*:この2つのキーはZaurus C700にはありません。しかし、KeyHelperApplet という
強力なツールを使用すれば任意のキーにCtrlやAltを割り当てられます。逆にいえば、
KeyHelperAppletなしでは意味がありません。C700標準の状態で使えるショートカット
はMenuキーだけです(これはC700で自由に使えるキーがわずかなためです)。
設定行の文字列は機能番号43:定型文字入力のときに使用される文字列で、それ
以外の機能では使われません。機能番号43以外ではカンマ以降を省略してください。
すべてを設定する必要はありません。この設定は変更する必要は無いなと思ったら、
その行を削除してしまえばOKです。逆に削除しないと、その分だけ起動時間が長くなる
ので、設定はほどほどにしたほうがいいでしょう。
なお、キーコードを指定するため原理的に、あらゆるキーにショートカットが割り当てられ
ます。普段に使うキーが30個とすれば、3×30=90通りのショートカットが設定できるわけ
ですが、そこまでやると覚えてられないかもしれません。
・定型文字入力について
機能番号:43を設定したショートカットキーを押すと、設定行の文字列部分が入力され
ます。文字列中に次の文字があると現在の日時などに置き換わります。
%Y -- 西暦年
%M -- 月
%D -- 日
%h -- 時間(24時間制)
%m -- 分
%s -- 秒
%n -- 改行
文字列に日本語を交えたいときは、保存時にShiftJISにするよう注意してください。ShiftJIS
以外で保存すると文字化けを引き起こします。
・設定の保存
適当に設定を編集し終わったら、File - Save and Exitを選んで保存終了させます。次に
yEditを起動したときからショートカットが有効になります。
・おもなデフォルトのショートカット一覧
Menu - N 新規
Menu - O ファイルを開く
Menu - S 上書き保存
Menu - W 別名で保存
Menu - Q 終了
Menu - A 全選択
Menu - Z Undo
Menu - X 選択範囲カット
Menu - C 選択範囲コピー
Menu - V ペースト
Menu - F 検索
Menu - ↓ 次検索
Menu - ↑ 前検索
Menu - R 置換
Menu - → 次置換
Menu - ← 前置換
Menu - J 指定行にジャンプ
Menu - P 設定ダイアログ
Menu - M メニューバーに操作を切り替え
CtrlキーのショートカットにはQt/Zaurusの標準が割り当てられています。
●そのほかの情報
メモを参照してください。
●制限
・置換、全置換のUndo操作は現在のところサポートしていません。
・置換、全置換を実行すると置換前の文字列がクリップボードにコピーされます。
・現バージョンではC700のビュー、インプット切り替えの対応をあまり考えていません。
いちおう使えますが表示が崩れることがあります。ビュースタイルには対応予定。
・その他いろいろ...
●今後の課題
以下の機能は遠くない将来に達成できるかもしれない。
・マルチファイル対応
・タグジャンプ
・改行コード関連
以下の機能は結構先かもしれない
・禁則などいろいろ
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